内向型という資質を知っていますか?
- 人と話すのが苦手・考え過ぎてしまいスムーズに会話ができない
- たとえ楽しくても、外出の予定が続くと疲れる
- 大人数での飲み会が苦手
- 人前での発表などプレッシャーがかかると、頭が空っぽになることがある
- 会議中に発言できない。しかし後でアイデアを思いつく
- 喋る前に頭の中で文章を組み立てる必要がある
もしこれらに覚えがあるなら、内向型なのかもしれません。
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チェックリスト
内向型のチェックリストを上げていきます。
- 1対1だと話せるのに、大勢になると黙ってしまう
- たとえ楽しんでいたとしても、社交的な催しの後は消耗してしまう
- 仕事に緊急性があると不安に感じる
- 怖くて折り返しの電話がかけられないことがある
- 刺激の多すぎる環境は好きではない
- 人に家に来てもらうのは好きだが、長居されるのは好きではない
- 創造的で想像力に富んでいる
- 突然発言を求められると頭が空っぽになることがある
- きちんとした形になるまで、自分のアイデアや考えは他人には披露できない
- ゆっくりと、あるいは、とつとつとしゃべる
- 匂い、味、天候、騒音などに強い反応を示すことがある
多ければ多いほど、内向型の度合いが高いことになります。
地球上には内向型と外向型の2種類の気質が存在する
世の中の人々の多くは、上でちょっとだけ述べた内向型、そして、外向型という2種類の特性に分けられます。
そこでまずは、内向型と外向型とは何か、その違いについて説明していきます。
内向型とは?
まずは、内向型について説明していきます。
内向型は、世界の25%程度いるとされており、外向型の人3人に対して1人とされています。
行動するよりも思考することに優れています。
内向型のおおまかな特徴として、
- エネルギーを内から得る
- 話すことよりも書くことの方が得意
- 刺激の影響を受けやすい
などがあります。
エネルギーを内から得る
内向型の人は、アイデアや感情、印象などの自分自身の中の世界からエネルギーを得やすいとされています。
たとえば、本や映画などを読んだり観た際、
優しさや温かさ、悲しさ、苦しさ、やるせなさなど、様々な感情を抱くことで心が癒されたり、軽くなったり、温まったり。
その物語について深く考え、自分なりに考察したり様々な思いを馳せることで、満足感を得られたりリフレッシュすることができます。
物事について深く考え熟考したり、刺激に触れて様々な感情を抱いたりなど、自分自身の中の世界を通してエネルギーを得ることができるんです。
ですがいっぽうで、外へ出かけたり、人と関わるということでは、エネルギーを得るどころか、消耗してしまいます。
→生きていく上で自分を表現する手段をひとつでも持っておくと良いと思う。
「話す」ことよりも「書く」ことの方が得意
内向型は、口頭でメッセージを話すことよりも書いてメッセージを伝えることが得意だとされています。
内向型は、物事を頭の中で深く考え熟考する性質があります。
そのため人と話す際も、相手のことや相手の言葉に対して、深く考え言葉を選んで考えをまとめてから発言をします。
考えてから話す、という感じです。
たとえば、
「この話をして相手を傷つけてしまうことはないだろうか」
「どのような言葉が相手に伝わりやすいだろうか」
というように。
ですが、深く考えてしまうが故に、即答ができなかったり、スムーズな会話をすることができず、相手をイライラさせてしまったりすることが多いんです。
そのため、話すことよりも、自分の中で深く考えながら自分のペースで伝えることができる「書く」ということの方が得意な場合が多いんです。
→言葉を話したり聞いたりするよりも、文字を書いたり読むことが好きです。
刺激の影響を受けやすい
内向型である場合、外からの刺激に対しての感受性がとても高いです。
感受性のメーターが上がりやすいんです。
そのため、外からの過剰な刺激を受けてしまうと、たちまち体調を崩してしまいます。
たとえば、街中などの人ごみの中へ行って帰ってきた日にはベットに倒れこんでしまったり、
人と話をした後は、一人になって心を休める必要があったり、
教室という騒がしい空間にいることに耐えられなくなったり。
外界からの刺激の影響をとても受けやすいんです。
外向型とは?
外向型は、世界の75%程度を占めるとされています。
思考よりも行動することに優れています。
外向型のおおまかな特徴として、
- エネルギーを外から得る
- 話すことが得意
- 刺激が好き
などがあります。
エネルギーを外から得る
外向型の人は、人や場所、様々な活動など、外の世界からエネルギーを得ます。
たとえば、友達と遊んだりおしゃべりをすることでリフレッシュすることができたり、
大人数での飲み会に参加することで、ストレス解消になったり、
外へ出かけることで、心を軽くすることができます。
外での様々な活動に参加したり、人とおしゃべりしたりなど、外の世界から直接エネルギーを得ることができるんです。
ですがいっぽうで内向型がエネルギーを得ることができるような、長時間一人で過ごしたり、外界と接していないときには、孤独や疲労を感じてしまいます。
話すことが得意
外向型は話すことが得意であるとされています。
というのも、外向型の人は、話しながら考えることができるため、瞬時に返事をしスムーズな会話が成り立ってしまうんですね。
刺激が好き
外向型は、何かが起こっている活気ある環境を好みます。
そのため、刺激不足を感じれば、自分から好んで外界の刺激へ向かっていきます。
なぜこんなにも異なるのか?
なぜ私たち人間は内向型と外向型という2つの異なる性質に分かれてしまうのでしょうか。
まだすべてはっきりと明らかにされている訳ではありませんが、
それは、生まれつきのものであり、脳の構造の違いによるものだとされています。
性格染色体の長さの違い、血液の流れる経路の違い、ドーパミンの感受性の違いなど、様々な原因があるとされています。
→「すぐ泣くのを治したい…」と思うのはつらい。だからこそ無理に治さなくてもいい。
内向型は自己肯定感が低い人が多い
内向型はその性質上、引っ込み思案、何も考えていない、怠惰などと受け取られてしまうことが多いです。
そのため、周りの子達と比較され、これまで周りから否定されて育ってきた方が多いです。
「どうしてさっさと答えられないんだ!」
「気味が悪い」 というように。
「自分は周りよりも劣っている…」「周りとはどこか違う…」というように思ってしまうようになり、自己肯定感が育たなくなってしまうんです。
→人と関わりたくないあなたへ。その心理と仕事。無理に関わる必要はないんじゃない?
内向型の人は生きづらさを感じてしまいやすい
上でも述べたように、内向型の方は、引っ込み思案、コミュ症、何を考えているかわからない人などというように、
周りからは悪い意味で受け取られてしまうことが多いです。
そして、幼い頃からの生育環境によっては、自己肯定感もとても低くなります。
そのため、生きづらさを感じてしまう方が多い傾向にあります。
物事を深く考え発言するがためにスムーズな会話ができず、周りの方をイライラさせてしまったり、
自分の中で深く考えても自己完結してしまいその考えをあまり表に出す機会がないため、気味悪がられてしまったり、
1対1での会話はできるのに、どうして大人数での会話はできないの?と怒られてしまったり、 というように。
周りの多くは外向型である場合が多いため、その性質を理解してもらえることが少ないんです。
→【感想】「子どもの脳を傷つける親たち」。子どもと関わる人すべてに読んでほしい。
外向型の方が評価されやすい世の中
そして世の中では、外向型がとても評価されやすいです。
対面でのコミュニケーション能力の高さや素早い対応力、多くの人の前でのプレゼン力などといったものが今の世の中では重要視されます。
どうしても、内向型の持っている資質とは正反対なんです。
→人と話すのが苦手、会話が苦手なあなたへ。その原因と3つの克服法。
あなたはどこもおかしくない、ただ内向的なだけ
たしかに、これまで周りからたくさん否定されたり、自分自身で否定してしまうこともあったかもしれません。
ですがそれは、別にあなたが劣っている、努力不足なわけではなくて、生まれつきの性質なんです。
そしてその性質を抱えて生きづらさを感じているのはあなた一人じゃない。
内向型の特徴や抱えてしまうもの、脳の構造や遺伝子、仕事など、内向型が生きていく上でのヒントを、内向型である著者の経験を交えながら解説している本です。
内向型がこれから生きていく上でのヒントや考え方など、私自身「はっ」とさせられる文章が数多くありました。
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※HSPのうち約70%は内向型であるとされているため、内向型の特徴はHSPと混同されやすいです。
ですが、内向型とHSPは別物となります。
→生きづらい、人と違う、人混みが苦手、と感じるならHSPかも?
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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