「もっと他人と関わりなさい」
「そんなんじゃこれから生きていけない、社会でやっていけないぞ!」
「人生つまらないぞ!」 など、
人と関わりたくないために他人と関わるのを避けていると、 周りから否定されたり、矯正させられたり、
「他人と関わらないのは悪いことだ」というような風潮が強いですよね。
でもわたしは、他人と関わりたくないのなら無理に関わる必要はないと思うんです。
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原因と心理
そもそも他人と関わりたくないと思ってしまう原因や心理はどうしてなのでしょうか?
過去の経験
「人と関わりたくない」と思ってしまう多くの原因が、過去での人間関係に対するつらい経験です。
たとえば過去に、
- 親友に裏切られてそれがいじめにつながってしまったり
- クラスの子たちから常に陰口を言われてしまったり
- 学校の教員から差別を受けてしまったり など
人間関係で苦労してしまったり、つらいことを経験してしまったことはないでしょうか?
そのようなつらい経験をしてしまうことで、
人を信用できなくなってしまったり、
人に対して恐怖心を抱いてしまったり、
周りでコソコソ話しているのを耳にしただけで「また自分の陰口を言われているのではないか…?」と身体が反応するようになってしまったり など、
痛みやトラウマを抱えるようになってしまいます。
そうやって、過去の出来事が原因して様々なものを抱えてしまうことにより、
「人と関わるのは怖い…」「もう人と関わるのはこりごりだ…」と思ってしまうんです。
→「あなたのためを思って」といってくる人からはすぐ離れるべき。
育った環境
また、育った環境も大きく関係しています。
たとえば、家庭や学校が、
- なにをしても常に怒られてしまうような環境
- ほめてくれる人がいない環境
- 自分の意見をつねに否定されてしまうような環境 だった。
という記憶はないでしょうか?
子どもの頃というのは多くの場合、自分ひとりで遠くへ行ったり、いろんな世界の大人と関わる機会はほとんどないですよね。
そのためまだ視野がとっても狭くて、学校と家庭が自分の世界のすべてと感じてしまっていることがとても多いんです。
そのためそのような環境で育ってしまうと、
「自分は誰からも認めてもらえない存在なんだ…」
「自分は周りよりも劣っている…」 と、
狭い世界の中での出来事であるにもかかわらず、たくさんの自己否定をするようになってしまいます。
そしてそれにより、
「人は怖い…」
「もう否定されたくない…」
「人は自分によくない影響を与えるものだ」
と感じてしまうようになります。
その結果、自分を守る手段として、人と関わりたくないと思ってしまうんです。
人からの言葉の影響を受けやすい
HSPの方など、人からの言葉の影響を受けやすい特性を持っている場合、日常の中であまりにも多くの刺激を受けすぎて生きづらさを抱えてしまうがゆえに、「人と関わりたくない」という思いを抱いてしまう場合もあります。
たとえば、
「えー、そんな考えおかしいよ」
「絶対こっちのほうが正しいって!」
「そんなんじゃこれからやっていけないよ」
というような、普通の人ならば受け流してしまうような言葉でも、
心に引っかかってしまったり、
胸が苦しく感じてしまったり、
自分が責められているように感じてしまったり、
落ち込んでしまったり、
たった一言であっても、大きな刺激と影響を受けてしまうんです。
言葉というのは、日常を過ごすうえでなくてはならないものです。
そして、ときには救われることだってあります。
ですが、言葉の刺激を受けやすい人にとっては、凶器にもなってしまうんです。
こんなふうに、人からの言葉の影響を受けやすい体質である場合、日常を過ごすうえであまりにも周りからの刺激が多すぎるために疲弊しやすいんです。
仕事をして家に着くころにはクタクタでそのままベットに倒れこんでしまったり、人混みの多い場所に出かけただけでぐったりと疲れてしまう、というように。
それらの刺激から逃れたいために、人と関わりたくないと思ってしまう場合もあるんです。
→生きづらい、人と違う、人混みが苦手、と感じるならHSPかも?
他人に合わせることに疲れてしまう・合わせられない
他人に合わせることが苦痛であったり、合わせること自体が難しいという場合にも、人と関わりたくないと思ってしまうようになります。
たとえば、
仕事では、評価を下げられたり、悪口を言われないように、上司や周りの人たちの言うこと・やり方に従わなければならなかったり、昼食を一緒に付き合わなければならなかったり、
また学校では、仲間外れやいじめ、陰口を受けないために、周りの友人たちの話や行動に合わせなければならなかったり。
日常を過ごしていると、他人や周りに合わせなければならない機会って多いですよね。
ですが、それらが必ずしも自分の考えや性格と合うわけではありませんよね。
もっと効率の良いやり方を知っていたり、自分にとってのやりやすいやり方があったり、食事はひとりでゆっくりとりたかったり、他人の悪口で盛り上がる心理が理解できなかったり。
自分にとってはやりづらい方法だったり、興味のない話、理解できない話に合わせるのは苦痛だし、ストレスとなってしまうことですよね。
それらが積もり積もってしまうことで、人と関わりたくない、関わるのが面倒だと思ってしまうんです。
→怒られるのが怖いあなたへ。その心理と原因。仕事と3つの克服法。
無理に関わろうとすると身体を壊してしまう
わたしは無理に人と関わろうとしてしまうと、かえってそれが逆にストレスとなってしまうと思うんです。
たしかに、大多数の人にとっては人と関わることがストレス解消になったり、癒しにもなるものなのかもしれません。
ですが、過去の出来事や育った環境が原因で「人と関わりたくない」と思っている人にとっては、人と関わること自体が怖くて、苦しくて、つらいことです。
そのため、その気持ちを無視して無理に人と関わろうとしてしまうと、
人におびえてしまうがために、他人からまた更に否定の言葉をかけられて余計に自己否定が強くなってしまったり、
そしてそれにより、人に対する恐怖や自己否定が強くなりすぎてしまい、他人が近くにいるだけで息苦しさを感じるようになってしまったり、
自分を責めすぎて一日中涙が止まらなくなってしまったり。
そしてしだいに、精神を壊してしまい、うつになってしまったり。
結果的に身体を壊してしまうことにもなり得るんです。
他人と関わらないと「生きていけない」「人生つまらない」と言うから変わろうとしているのに、それで身体を壊してしまっては元も子もないですよね。
関わらくても生きていける
他人と関わらなければ生きていけない、人生つまらない、と言いますが、
正直、わたしはそんなことはないと思います。
生きていくうえで必要最小限のことさえ話せれば仕事をして生きていけるし、ひとりで楽しめることだって世の中たくさんあります。
仕事なんて探し方次第
それに「人と関わらない仕事なんてない!」とよく言われますが、それって探し方次第なんです。
そこでここからは人と関わりたくない人に向いている仕事を紹介していきたいと思います。
工場勤務
製造業や工場であれば、ものに関わる仕事であるため、接客業や営業などと比べて人と関わったり、話す機会が少ないです。
事務的なこと、必要最小限のことさえ話せれば働くことができます。
→人が苦手・人と関わりたくないあなたへ。人と関わらないおすすめのバイト。
深夜の警備員
- オフィスビルの警備員
- 病院の夜間受付
- システムサーバーの監視員 など、
「夜中に何かを監視する仕事」というのは、ほとんど人と関わることはありませんし、比較的暇でそこそこ稼げるものが多いです。
トラック運転手
トラック運転手など、
「何かものを運搬する」仕事は「移動」が主な仕事となるため、ほとんどの時間ひとりで行動することになります。
荷物の積み下ろしで多少は人と関わることはありますが、他の仕事と比べれば圧倒的に人と関わる時間は少ないですよね。
お金を稼ぐ手段だって探し方次第でたくさんある
それに、ネットが発達している現代では、直接人と関わらなくてもお金を稼ぐ手段なんてたくさんあるんです。
クラウドワークス
クラウドワークスではさまざまな、仕事をしてくれる方を募集しています。
事務作業からライティング、サイト制作、ロゴマークデザインなどと幅広く、200以上もの仕事カテゴリがあります。
ライティングや事務作業であれば、スキルがなくても、どんな方でも仕事をすることができます。
なかでもライティングは、文字単価(一文字あたりの値段)が0,5~10円と幅広く、
たとえば、
1文字1円、5000文字ほどの案件を、土日休みで毎日1件、計20日ほど行えば、月10万円を稼ぐことができます。
文章を書くのに慣れてきて、1記事2~3時間で書き上げられるようになれば、もっと稼ぐこともできます。
ライティングといっても専門的な知識はそれほど必要なく、一般的な文章が書ければ採用してもらうことができます。
クライアントの方によっては、初心者の方へ向けて、マニュアルを用意してくれるところもありますしね。
誰でも簡単に始めることができますよ。
実績を増やしていけば、クライアントから直接依頼(スカウト)が来るようにもなります。
会員登録も無料なので、とりあえず登録して眺めてみるのもありかもしれませんね。
BASE
BASEを利用すれば、無料で簡単に自分のショップを開くことができます。
自分の手作りのハンドメイド製品を売ってみたい方なんかはこのようなサービスを利用するといいかもしれません。
サイトデザインや決済方法も簡単に設定できます。
⇒BASE
ココナラ
ココナラでは、自分の持っているスキル(技術)を売ることができます。
たとえば、
絵を描くのが好きなら、「あなたのアイコン・イラストを描きます」と売り出してみたり、
また、動画編集が得意であれば、結婚式や会社の商品PR動画の編集を請け負ったり、
英語や中国語など、外国語が得意なのであれば「翻訳いたします」というように、翻訳のスキルを売り出すこともできます。
⇒ココナラ
プログラミング
たとえば、TechAcademy [テックアカデミー] でプログラミングを学んでスキルをつければ、在宅でパソコンだけで完結してしまうような、直接人と関わらない仕事をすることも可能です。
クラウドワークス で案件を見つけて、1件20万円ほどの報酬で直接自分で仕事を請け負うこともできますし、
また、プログラミングはパソコンさえあればどこでもできてしまうものでもあるので、会社に所属しながらテレワークという形で在宅で仕事をする方法もあります。
自分のペースで仕事をすることができます。
実際に私の知人でも、2ヶ月ほどプログラミングを学んだのち、1件20万円程度のサイト制作の案件を受注して毎月稼いでいるなんて方もいます。
在宅で人に縛られない働き方、してみませんか?
TechAcademy [テックアカデミー] は、オンライン環境さえあれば自宅で自分ひとりで独学で気軽にHP制作やプログラミングやアプリ開発を学べてしまうサービスです。
どこかに通う必要もありませんし、直接人と関わる心配もありません。
ですがやはり、いきなり受講するというのは料金などの面でハードルが高いので、無料体験を試しにやってみるのも良いですね。
無料体験は、カリキュラムに沿って1週間で簡単なwebサービスを作る、という内容になります。
カリキュラムに沿いながら、自分でwebサービスを作っていくことで、プログラミングの楽しさを実感したり、基礎的な部分を理解できるようになります。
もし試しにやってみて「自分には合わないな…」「無理だな…」と思ったらやめてしまえばいいんですしね。
やはり、一度やってみないと自分の向き不向き、好き嫌いってなかなか分からないものですしね。
こんなふうに、実は、直接人と関わらずに自分の中だけで完結してしまう仕事って意外とあるし、お金を稼ぐ手段も探せばいろいろあるんですね。
それにもし仮に、ひとつの収入源からだけでは生活するだけのお金を稼げなかったとしても、いろんなところからちょこっとずつ収入を得れば、生活するだけのお金を稼ぐことは可能だと思うんです。
変わるときは変わるもの
それにわたしは、人は変わるときは自然と変わっていくものなんじゃないかなと思います。
どんな人と出会うか、どんなことに興味を持つか、きっかけって本当にたくさんあります。
その時が来れば、自然と変わっていくものなんじゃないかなと思います。
決して他人から強制されるものではないと思います。
おわりに
こんなふうに、人と関わりたくないと思うのには、過去の経験や育った環境元々持っている性質などが大きく影響しているんです。
だから、いますぐに変わることは難しい。
それに、無理に人と関わろうとしてしまうことで、身体を壊してしまうことだってあります。
だから、今すぐ無理に変わろうとする必要なんてないんです。
変化する瞬間なんて、きっとこの先いくらでもありますから。
今の自分のできることをひとつずつ。自分のペースで。
→「普通になりたい」なんて思わなくていい。だって「普通」とは単に一部の人が安心を得るための言葉なのだから。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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