「人との会話がスムーズにできない」
「途中で会話が詰まってしまう」
「頭の中が真っ白になってしまう」
「会話の内容が頭に入ってきにくい・理解しづらい」 など、
日常生活をしている中で、人と話すのが苦手と感じてしまう瞬間ってありますよね。
そして、人と話すことが苦手であるが故に、周りから怒られてしまったり、イライラさせてしまったり、自分自身を責めてしまうこともあるでしょう。
私自身もずっと自分自身を責めてきたため、その気持ちとても分かります。
そこで今回はその経験から、人と話すのが苦手な原因と3つの対処法について話していきたいと思います。
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人と話すのが苦手だと感じてしまう原因
まずは、人と話すことが苦手な原因について話てきたいと思います。
声が小さい
声が小さいということで、人と話すことが苦手と感じてしまうことがあります。
たとえば、
声が小さいと相手から、
「えっ、なんて言ったの」と聞き返されてしまったり、
「もっと大きな声で話しなさい!」と怒られてしまったり、
ということ、ありますよね。
もちろん、声が小さいということは
- 先天的なもの
- 過去のトラウマが原因で人への恐怖があるがために緊張して声が小さくなってしまうもの
- 自分に自身がないために自分の発言に自身が持てずに声が小さくなってしまうもの
というように、人によってそれぞれ様々な原因があります。
ですが声が小さいことにより、スムーズに会話ができずに自信をなくしてしまったり、怒られてしまうことで余計に人と話すことが怖くなってしまうこともあります。
その結果として、人と話すのが苦手と感じてしまうようになります。
→怒られるのが怖いあなたへ。その心理と原因。仕事と3つの克服方法。
頭の中で考えすぎてすぐに言葉が出ない・自分のペースで話せない
頭の中で考え過ぎてしまい、すぐに言葉が出ずスムーズに会話ができない・自分のペースで会話ができない、ために人との会話が苦手だと感じてしまう場合もあります。
たとえば内向型の資質を持っている場合、
この言葉は相手を傷つけてしまわないか・怒らせてしまわないか、
どのように言葉にすれば伝わりやすいのか、
一度話す内容を頭の中で深く考えてから口に出すというようにすることが多いです。
そのため、発言するまでにある程度の時間が必要になります。
ですが、地球上には外向型の人が圧倒的に多いです。
頭の中でいちいち話す内容を組み立てずとも、話しながら頭の中で考えつつ、スラスラと言葉を出せる方のほうが圧倒的に多いんです。
そのため、内向型の人が、話す内容を頭の中で一生懸命考えていたとしても、理解されにくい場合が多いです。
その考えているあいだの間を外向型の人は我慢できず、イライラしてしまったり、
返事を待ちきれずにそのまま話を進めてしまったり
というように。
内向型である場合、返答が遅く相手をイライラさせてしまったり、会話のペースについていくことが難しいんです。
そのため、内向型の人は、それらの空気を感じ取り、申し訳なさを抱えてしまったり、会話のペースが苦痛という思いを抱えてしまいます。
その結果として、人との会話が苦手だと感じてしまうようになります。
人と話す際に緊張してしまう
人と話す際に緊張してしまうために、話すのが苦手だと感じてしまう場合もあります。
人に対して恐怖や苦手意識を持っている場合、人と対面して話す際は緊張してしまいますよね。
そしてその緊張により、無意識のうちに呼吸が浅くなってしまうことがあります。
呼吸がしづらくなり、息苦しさを感じてしまうことがあるんですね。
すると、人間の身体は何が何でも酸素を取り入れようとします。
意識が呼吸に集中してしまうんです。
すると、呼吸に意識が集中してしまうために相手の話に耳を傾ける余裕がなくなってしまいます。
そのため、相手の話がなかなか頭に入りづらくなり、相槌や返事をすることが難しくなってしまいます。
ですが、このような状態は外からは以外とわからないもので、相手側から見ると、単にこちらが話を聞いていない・興味がないように見えてしまうことが非常に多いんです。
そのため、「話聞いてる?」「ちゃんと聞きなさい」「失礼だ!」というような言葉をかけられて責められてしまうこともあります。
また、緊張してしまうが故に、喉に力が入ってしまい大きな声を出せなかったり、
緊張から、頭が真っ白になってしまい言葉が思い浮かばない・上手く返事ができない、ということもありますよね。
それらがゆえに、人と話すのが苦手だと感じてしまうようにもなります。
→人と違う、生きづらい、人混みが苦手、と感じるのならHSPかも?
雑談や世間話に興味がない
やはり、初対面の人と話す場合、天気など、無難な話題から入ることが多いものです。
ですがそのような雑談に全く興味を持てない人、無意味だと思ってしまう人も一定数います。
私自信もそうです。
たとえば、
相手がカメラに詳しい方というのがわかっていれば、撮影の仕方やコツ、写真を撮る意味などついて詳しく聞いてみたいし、
本が好きな方であれば、どんな著者の本が好きなのか、どういうところが好きなのか、詳しく聞きたいと思ってしまいます。
新しい知識やきっかけを得られたり、その人の価値観や考えが知れるというような、
自分にとって、利益となること・聞いていて楽しいと思うこと・生産的な話にしか興味を持てないんです。
声が聞き取りづらい(APD)
相手の声が聞き取りづらいがために会話が苦手になってしまうこともあります。
たとえば、APDという障害を持っている場合です。
APDとは、
- 事故などにより、片方の、聴覚に関わる脳の一部に障害を受けてしまったことがある方
- 幼い頃に中耳炎にかかってしまったことがある方
- 発達障害の傾向がある方など
に現れる症状だとされています。
音を聞き取る聴力は正常であるにもかかわらず、
雑音が多い環境で相手の声を聞き取ることが困難であり、そのため何度も聞き返してしまったり、口頭で言われたことは理解しにくい
というような特徴があります。
聴力には問題がないため、耳鼻科や健康診断の際も異常なしとされてしまうことが多く、なかなかこの病名へとたどり着くのが難しいものでもあります。
この症状により、雑踏の中で声を聞き取ることが困難となり、相手に何度も聞き返してしまったり、
また数回聞き返しても聞き取れない場合は、曖昧な返事をしてごまかしてしまうこともあります。
このような経験を繰り返すことにより、人と話すのが苦痛だと感じてしまうようになります。
人と話すのが苦手な場合の克服法・対処法・仕事
ここからは、人と話すのが苦手という場合の克服法と対処法、仕事について話していきたいと思います。
声が届くように練習
声が小さいがゆえに相手を怒らせてしまったり、スムーズな会話ができないことが会話が苦手な原因であるなら、相手に声が届きやすくなるように練習をするのも手です。
声が小さいというのは、必ずしも声の大きさだけではなく、
- 腹式呼吸にする
- 遠くの人に話しかける気持ちで話す
- 口をある程度開けてはっきり話す
などといったことを心がけるだけで、声が届きやすくなることもあります。
そのため、ちょっとした練習をするだけで相手に届きやすい声にすることが可能です。
→声が小さいのを直したい…と願うあなたへ。その心理と原因5つの改善法。
事前に説明
もし、内向型やAPDなどといった、もともとの性質的なものが原因であるのならば、どんなに頑張ったところで完全に克服することは難しいです。
なので、その自分の性質を、事前に説明しておくというのもひとつの手です。
- 「自分は一度、頭の中でいろいろ考えてからでないと言葉にするのが難しい性格なんだ」
- 「ちょっと反応が鈍いことがあるかもしれないけど許してね」
- 「自分はちょっと雑踏の中で人の声を聞き取るのが難しいんだ」
というように。
また、その場で返答に詰まってしまったり、声が聞き取れなかった際も、
- 「今考えるから、ちょっと待って」
- 「少し考えるので時間をください。明日までに考えてきます。」
- 「ごめん、自分あまり耳がよくなくて。聞こえなかったからもう一回言ってもらってもいい?」
というように、その場で事情などを説明して待ってもらうというのもひとつの手ですよね。
→「あなたのためを思って」といってくる人からはすぐに離れるべき。
メールなど、文字だけで完結してしまうような仕事をする
会話が苦手という方が一番悩んでしまうのが仕事だと思います。
口頭での指示が多かったり、会話のペースが速すぎたり、人間関係を平穏に保つために雑談が必須だったり。
人との会話が苦手というのは、普通の会社であれば、場面によってつまづいてしまうことが多いものです。
そこで、文字のみの連絡で完結してしまう仕事をしてしまうというのもひとつの手です。
クラウドワークス
クラウドワークス では、ネット上で仕事をしてくれる方を募集しています。
募集している仕事は多岐にわたり、
- 事務作業
- ライティング
- HP制作
- ロゴ制作
- アプリ開発
など、200以上もの仕事カテゴリがあります。
ライティングの仕事であれば、スキルなどを要することなく誰でも、ネット上で文字のやりとりだけで、仕事をすることができます。
プログラミング
プログラミングを仕事にしてしまうという方法もあります。
たとえば、
プログラミングのオンラインスクールのCodeCamp などでは、ネット上で気軽にプログラミングを学ぶことができます。
プログラミングを学べば、クラウドワークス でサイト制作の仕事をしたり、会社に属しながらテレワークという形で在宅で仕事をしたりすることができるようになります。
在宅での仕事であれば、メールやチャットなどのみでやり取りが可能です。
メールなどの文字のみで完結してしまう仕事であれば、声の大きさは関係ないですし、
仕事内容の詳細も文字で説明してくれることがほとんどなので、声が聞こえづらくても支障をきたすことはありません。
その度、文章を考えながら自分のペースで質問したり連絡を取ることもできます。
→人と関わりたくないあなたへ。その心理と仕事。無理に関わる必要はないんじゃない?
自分を責めすぎなくていい
たしかに、人と話すのが苦手、ということは周りから迷惑とされてしまったり、日常生活において不便に感じてしまうことが多いものです。
でも、それはあなたに責任があるわけではなくて、トラウマや育った環境、性質的なものなど、自分だけでは避けられなかったものがほとんどです。
だから自分を責めすぎなくていい。
自分に合った方法、自分が楽だと感じる方法で、生活していきましょう。
→私たちは他人の人生に口出しできるほど相手のことを知らない。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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