人間ほど生きづらさを抱えている動物もいないんじゃないだろうか

 

この自然界にはほんとうにさまざまな動物が存在していますが、

なかでも人間というのは本当に生きづらい動物だよなぁと最近思ってしまうんです。

 

ルール・周りからの評価

 

人間界というのはほんとうにさまざまなルールや慣習が存在しています。

 

日本であれば、

義務教育、

多数派が優先、

就職しなければいけない、

税金・年金を払わなければならない、

人生のレールからはずれてはいけない、など。

 

それらのルールや慣習から外れると、まわりから奇異の眼で見られたり、否定の言葉をかけられてしまうことも多い世界です。

そのため周りからの評価を気にするようになってしまい、多くの人は身動きがとりづらくなってしまうんです。

 

 

たしかに他の動物界でもルールは存在するかもしれませんが、人間界ほどではないと思います。

 

 

地位・肩書

 

人間界では、地位や肩書が重要とされています。

 

たとえば、

一般企業で働いている人と、フリーランスとして働いている人だったら、一般企業で働いている人、

看護師の資格を持っている人と、世界を旅している人だったら、看護師をしている人、

中小企業で働く人と、大企業に勤務している人だったら、大企業に勤務している人のほうが、周りから評価されやすいですよね。

 

肩書きがその人の評価に深く関係しているんです。

 

 

いっぽう、他の動物界では肩書なんて存在しないですよね。

 

 

住居

 

人間はむき出しの自然の中では生きれない弱い生き物です。

自然の猛威の前ではなす術もありません。

 

そのため「家」という、住むための箱が必要不可欠です。

 

ですがそれには、建築費や土地代、家賃など、毎月お金が必要になります。

 

そのため私たち人間は、日々悩んだり苦しんだりしながら、働いてお金を稼がなくてはならないんですね。

 

対して、他の動物はどうでしょうか。

彼らは、自然の中で自然のルールに従い、自然と共に生活しています。

 

そのため、わたしたち人間のように住むための箱を必要としません。

 

身体を壊してまで働く必要がないんですね。

 

 

食料

 

人間は食料を得るためにはお金が必要不可欠です。

 

自分で野菜をつくったり、野草を摘んできたり、自然から野菜や果物をとってきたり、お金を使わなくともすべて自分で賄える方もいますが、それはごく一部の方です。

 

ほとんどの人が、お金で食料を手に入れています。

逆を言うと、お金がなければ食料を手に入れられません。

 

また、生で食べられる食材も限られており、調理をする、という手間やガスや電気代などといったお金もかかってきます。

 

いっぽう、他の動物は食料のほとんどを、自然の中から調達していますし、生で食べても支障のない体の構造をしています。

 

手間やお金を必用としないんです。

 

→お金がない時の食事や給料日前の食事には「野草摘み」をおすすめ

 

 

だまし合い

 

人間は、名誉やお金、物質などのために、互いにだまし合いをする生き物です。

 

しかし自然界では、別種内でのだまし合いはあれど、同種内のだまし合いは存在しないんです。

同種内でだまし合いをするのは人間だけなんですね。

 

自然界では人間だけが異質になるんです。

 

 

過去と未来

 

人間は、過去の出来事を後悔したり、

また、老後のため、将来何かあったときのため、など

 

未来のことを考え心配しながら日々を生きています。

 

振り返っても変えられることのできない過去や、

来るのかもわからない未来を想像してときにはおびえたりしながら生きているんです。

 

 

いっぽう他の動物は、好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に遊んで、

そのときだけのことを考えて日々を生きています。

 

今だけを見て生きているんです。

 

→子どもの頃の方が楽しかったと思うのはなぜ？

 

 

おわりに

 

たしかに人間界は便利で生きやすい世界なのかもしれません。

 

でもこうして他の自然界と比べてみると、異質で、生きづらさを抱えやすい世界なのかもしれないなぁとも思ってしまうのでした。

 

もちろん人間界以外の自然界のことだって完全にはわからないですけどね。

 

→生きるのがつらいと感じている方へ

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。