ティーパックや茶葉を使って紅茶を淹れた際、
「苦い!」
「渋すぎて飲めない!」
ということはありませんか?
でも捨てるのはもったいないし、無理して飲むのも気がひけるし、困ってしまうことって多いですよね。
そこで今回は、紅茶を淹れた際に苦い・渋い原因とその対処法について話していきたいと思います。
スポンサーリンク
紅茶が苦い・渋い原因
まずは、その原因を話していきたいと思います。
抽出のし過ぎ
茶葉の抽出時間が長すぎると苦みや渋みが強くなってしまいます。
紅茶には、苦み成分であるカフェインや、渋み成分であるタンニンが多く含まれています。
それらの成分がお湯に溶け出すことで、紅茶の風味が生まれます。
ある程度の時間なら問題ないのですが、あまりにも抽出時間が長いと、それらの成分が溶け出しすぎてしまい、苦みや渋みが強くなってしまうんですね。
茶葉の量が多い
お湯の量に対して茶葉の量が多いと、濃くなってしまいますし、苦みも強く感じてしまいます。
茶葉によって、お湯と茶葉の比率はある程度決められています。
それを確認せずに多めに入れてしまうことで、濃くなってしまうんですね。
今すぐできる対処法
もう既に苦い紅茶を淹れてしまった際の対処法です。
ミルクティーにする
淹れて苦くなってしまった紅茶は、牛乳を加えてミルクティーにすることをおすすめします。
ミルクを加えることで、渋みや苦味がやわらぎ、渋味や苦味がそれほど気にならなくなるんです。
渋すぎたり、苦すぎる紅茶というのは茶葉の成分を抽出しすぎてしまっているということです。
でもそれって実は、ミルクティーをつくる際と同じ状態なんです。
ミルクティーをつくる際というのは、まず茶葉を数分沸騰させて、茶葉の渋味や苦味を最大限まで抽出した紅茶をつくってから、牛乳を加えます。
それとほぼ同じ状態なんですね。
なので、抽出しすぎて渋かったり、苦すぎる紅茶に牛乳を加えることで、香り高いミルクティーになります。
私自身も、紅茶を抽出しすぎて渋くなりすぎてしまった際よくやるのですが、意外とおいしいんです。
ぜひ試してみてください。
次回からできる対処法
次に、次回淹れる際から使える対処法について紹介していきます。
抽出時間を短くする
茶葉にもよりますが、だいたいほとんどの紅茶が、抽出時間は5分程度と表記してあると思います。
やはり多くの方は、「表記通りに淹れたほうがおいしいのだろう」と思いその通りに淹れること思います。
ですがやはり、人それぞれ好みは違いますよね。
ちょっと薄めの味が好みの方もいれば、濃いめ、苦めのほうが好み、という方だっています。
表記してある時間というのは、「その時間抽出すれば、その茶葉のうまみを最大限に引き出せるよ」、という意味あいのものであって、必ずその時間抽出しなくてはいけないというわけではありません。
なので、好みに応じて抽出時間を短くすることで自分にとってちょうどいい苦みや渋みの紅茶になります。
1分おきに一口ほどカップに注いで味見してみて、自分好みの濃さになったらすべてカップにそそぐ、
という方法でおこなっていけば、自分好みの抽出時間が見つけられますよ。
硬水を使う
紅茶の成分を抽出させるには、日本の水道水のような軟水が適しています。
ですが成分が抽出されやすい分、渋みも出やすくなってしまうんですね。
そこで、硬水を使用することをおすすめします。
硬水とは、水中の炭酸カルシウムの量が多い水のことで、逆に少ないものを軟水と言います。
硬水で淹れることで、水中のカルシウムなどの影響で茶葉からタンニンが溶け出しづらくなります。
そのため、苦みを抑えることができるんです。
私の場合は、伊藤園 evian(エビアン) ミネラルウォーターを使うことが多いです。
ファーストフラッシュの茶葉に変える
もし、紅茶の苦味や渋みが苦手なのであれば、茶葉自体を変えてみるのもいいかもしれません。
渋味や苦味が苦手な方におすすめしたいのは、ファーストフラッシュ(春摘み紅茶)です。
ファーストフラッシュとは、春摘みの紅茶のことで、3~4月頃に摘まれる茶葉のことを言います。
紅茶でありつつも、若葉のような緑色をしています。
そのため苦味も渋味もほとんどなく、緑茶のような爽やかな風味でとても飲みやすいです。
ルピシアのファーストフラッシュの紅茶など飲みやすいですよ。
ぜひ試してみてください。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
この記事を読んだ人が他に読んでいる記事
スポンサーリンク