子どもを田舎で育てる際に注意すべきこと

 

「もっと自然の多いところで子どもを育てたい」

「子どもをのびのびと育てたい」 など、

 

田舎で子どもを育てたいと考える方は多いと思います。

 

たしかに、田舎は自然が豊かですし、子どもを育てるには良い環境かもしれません。

 

ですが、注意しなければならない点もいくつかあります。

 

 

そこで今回は子どもを田舎で育てる際に注意すべきことについて、私の考えを話していきたいと思います。

 

 

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世界を狭くしてしまわないこと

 

その土地にもよりますが、やはり田舎は都会と比べて商業施設が少ないです。

図書館や本屋、服屋、映画館、雑貨屋、など。

 

また、バスや電車も通っていないところも多く、車がなければ当然それらの場所に行くこともできません。

 

もちろん大人は免許と車さえあれば自由に行くことができます。

 

ですが子どもはそうもいきません。ひとりでは行動範囲が限られてしまうんです。

 

行動範囲が限られてしまうことで、毎日が学校と家の往復だったり、その近所で過ごすようになってしまえば、

関わる大人だって親や先生ぐらいで、限られてしまいます。

 

すると、見える世界が極端に狭くなってしまうんです

 

「この中から自分の生き方を選ばなくちゃいけない」と思ってしまうんです。

 

 

だから、もし田舎で子どもを育てたいと考えるのならば、

 

色んなところに出かけたり、いろんなものを見せてあげたり、

 

子どもの見える世界を狭くしてしまわないことが大切になってくるんじゃないかなと思います。

 

 

子どもの変化に気づくこと

 

周囲に施設が少ないということ、行動範囲が限られてしまう、ということは、

子どもにとって逃げ込める場所、避難場所がないということにもなるのではないかと思うんです。

 

たとえば、もし仮に、都市部であれば、

いじめを受けてしまって学校へ行くのがつらいとき、

もし「親に心配をかけたくないから家にはいれない」という思いがあったとしても、

 

図書館に行ったり、

フリースクールに避難したり、

 

逃げ込める場所がありますよね。

そこで助けを求めることも可能ですし。

 

 

ですが田舎だと、もともとそのような施設がないために逃げ込める場所がないんです。

 

逃げ込める場所がないということは、学校に行きたくないのなら家にいるしかないわけで、

でも家にいると親に心配をかけてしまうという思いから、我慢して無理やり学校に通い続けてしまう子も多いんです。

 

ずっと自分一人で抱え込んでしまうんです

 

それに田舎は子ども自体が少ないことも多く、

クラスが小・中学校でずっと持ち上がりという場合も多いです。

 

すると、一度いじめが発生してしまうと、長い間逃れられないんです。

ずっと苦しむことになってしまう。

 

結果、追い詰められてしまい自ら身を投げてしまうこともあります。

 

 

だから、

子どものちょっとした変化に早く気付くことや、

事前に、そういうことがあったら親に相談しなさい、ということを伝えておいたり、

 

とにかく、ひとりで抱え込んでしまわないようにすることが大切になってくるんじゃないかと思います。

 

 

おわりに

 

こんなふうに田舎で子どもを育てるということは、

 

関わる大人も限られてしまったり、

世界が極端に狭くなってしまう可能性だってあります。

 

そして、その中から自分の将来を決めなければならないと思うようになってしまう。

選択肢があまりにも少なくなってしまうんです。

 

そして、逃げ込める場所だってほとんどない。

 

 

だから、もし田舎で子どもを育てたいと思うのであれば、

もっといろんな世界を見せてあげてください。

こんな世界もあるんだよってことを教えてあげてください。

 

事前に、家が避難場所になるっていうことを教えてあげてください。

 

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

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