お金がないときの食事や食費を節約したいとき、給料日前の食事というのは、いろいろな工夫をして乗り切りますよね。
今回はそのなかの方法のひとつとして、「野草摘み」をおすすめしたいと思います。
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野草って案外身近に生えてるもので、お金もかからない
「野草」と聞くと、やはり山のなかだったり、田んぼだったり、田舎のほうだったりを想像してしまうと思います。
でも野草って、河原や、公園など、結構身近なところに生えているものもたくさんあります。
そして、時間さえあれば、ただで手に入ってしまうものでもあるんです。
たんぽぽ
これはけっこう生えているのを見かけたことのある方は多いのではないでしょうか。
たんぽぽってなんとなく見て楽しむというイメージが強いと思いますが、実は食べられるんです。
野草の中では比較的年中手に入りやすいですし、クセもなく食べやすくいろんな料理に使えますし、処理も簡単なのでおすすめです。
食べる部位
葉っぱと根っこが一般的です。
下処理
葉っぱも根っこもよく洗って土やほこり、虫などをしっかり落としてから使用してください。
調理例
葉っぱは、炒め物にしてもいいですし、パスタの具材としてや、味噌汁の具材、卵焼きの具材にしてもいいです。
根っこの部分は、細かく刻んでフライパンで茶色く水分が飛ぶまで炒れば、タンポポコーヒーになります。
タンポポコーヒーはカフェインを含まないので妊婦さんや、カフェインが苦手な方、夜にコーヒーが飲みたくなった際などにおすすめです。
→カフェインが苦手・飲めないという方にはノンカフェインであるタンポポコーヒーがおすすめ
よもぎ
わたしが野草の中で一番好きなのがよもぎです。
これも、河原や公園、田んぼなど、比較的手に入りやすいです。
冬以外は年中手に入る野草で、いつの時期でも食べられますが、中でも特に特にわたしは春の新芽はおすすめです。
柔らかくて香りもよくて、生のままお茶にするととても香り豊かなよもぎ茶になります。
食べる部位
葉っぱです。
下処理
よく洗って土やほこりを落としてください。
調理例
上で述べたようにお茶にしてもいいですし、おもちに練りこんでよもぎ餅にしてもおいしいです。
また、うどんに練りこんでも風味がよくなりますし、天ぷらにしてもおいしいです。
パウンドケーキや蒸しパン、クッキーなどのお菓子にも活用できます。
考え方次第でいろいろな料理に活用できます。
つくし
これも春先になると、公園や河原、田んぼなどでよく見かけるものだと思います。
入手はしやすいですが、下処理に手間がかかるため敬遠されがちな野草ではあります。
食べる部位
茎の部分です。
下処理
まずつくしの頭の部分を採ります。(摘む際に取ってしまったほうが楽かもしれません)
次に、茎の途中に何カ所かカサカサという感触の葉っぱのようなものがついているのですが(「はかま」といいます)、それを一本一本取り除いていきます。
※つくしの灰汁で手が汚れてしまうためそれに抵抗のある方は、手袋などをつけて行うといいかもしれません。
よく洗って土やほこりを落としてください。
鍋に水と塩を入れ沸騰させ、5分ほどゆでて灰汁を取り除きます。
調理例
卵とじや炒め物に使ってもいいですし、佃煮にしてもおいしいです。
ドクダミ
香りが独特なので、好みの分かれる野草かもしれません。
ですが、毒消しの作用があるとされ、身体によい効果をもたらしてくれるとされています。
食べる部位
葉っぱです。
下処理
よく洗って土やほこりを落としてください。
調理例
天ぷらがシンプルでおいしいです。
また、乾燥させて炒ってドクダミ茶にしてもおいしいです。
イタドリ
よく河原などであちこちに生えているものです。
生でも食べれ、かじると酸味があります。
食べる部位
茎の部分です。
下処理
茎の皮をむきます。
お湯でさっとゆでて灰汁抜きをします。濃い緑から薄い緑に変わったときが上げる合図です。
(このときのお湯の温度は70~80度くらいがベストです。高すぎるとゆですぎてドロドロになってしまいますし、低すぎても灰汁が抜けません)
調理例
天ぷらにしてもいいですし、炒め物、炒め煮にしてもおいしいです。
注意点
イタドリはシュウ酸を多く含んでいるため、生で食べる場合は食べすぎに注意してください。
桑の実
春から夏にかけてなる木の実です。
食べてみるとちょっと甘酸っぱい味がします。
食べる部位
木の実です。
紫色になったら食べごろです。
調理例
もちろんそのままでも食べれますし、量が取れればジャムなどにしてもおいしいですし長持ちします。
野草を採るうえでの注意点
車の排気ガスなどが多いところに生えているものは控えたほうがいいです。やはり身体に悪いので。
また、私有地などに生えているものなども取らないように気を付けてください。
野草図鑑を一冊もっておくと便利
また、もし日常的に野草摘みをするのであれば野草図鑑を一冊もっておくと便利です。
幅広い野草が載っていますし、また、写真もとても分かりやすい角度で載っていたり、他にも見分け方や注意書き、食べれる部位など、事細かに書いてあります。
普段何気なく目にしている植物であっても、意外にも食べれる野草であったり、毒を持っているものであったり、本当にいろんな発見があります。
私自身、新たな野草を見つけるたびに驚きがあります。
みなさんもぜひ、図鑑片手に野草摘みをしてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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