「変わらなきゃ」と思うのはつらい。だからこそ「変わらなくてもいい」。

 

周りよりも劣っていたり、異なる性質を持っていると周りから、

 

「変わらなきゃだめだよ」

「変わらないといけないよ」

「そんなんじゃ社会でやっていけないぞ！」

 

というような言葉をかけられることって多いです。

 

でもこれってすごくつらいし苦しいことですよね。

 

だからこそわたしは、無理に変わらなくてもいいと思うんです。

 

自分のこれまでの過去を否定されたように感じてしまう

 

「変わらなきゃ」

 

この言葉って、「今」の自分を否定されていますよね。

 

そして「今」の自分を否定されているということは、それと同時に「今」の自分を形成するに至った「過去」のこれまでの経験すべてを否定されたように感じてしまうんです。

 

自分の過去の経験を否定されるのって、すごくつらいことです。

 

たとえば私だったら、

 自分がこれまでに出会って救われたり見える世界を広げてくれた、本やアニメ、映画、音楽、物語、

 

いじめや病気など、これまでにしてきた、つらい経験、乗り越えてきた経験、

 

それらの経験によって得た知識や身につけた術、抱えてしまったトラウマなど、

 

 

それらすべてがあっての今の自分なのに。

 

それら全てを否定されたように感じてしまうんです。

 

→「あなたのためを思って」と言ってくる人からはすぐ離れるべき

 

 

頑張った結果の今

 

「変わらなきゃ」

 

そう言われた方の中には、これまでに何度も変わろうと頑張ってきた方もいると思うんです。

 

 

私自身、以前まで、人に対する恐怖心や自己否定が強くて、人に対して自分の意見や考えを言うということができなかったんです。そのため、人と話すということすらままならなかったんですね。

 

ですがその後徐々に、勇気を出してみたり、いろんな本を読んでみたり、自分なりに努力してやっとの思いで人に対する恐怖心を和らげたり、自己否定のループから抜け出すことができたんです。

 

人並みとまではいかないけれど、頑張って頑張って頑張った結果、やっとここまで来ることができたんです。

 

 

こんなふうに、多くの人にとっては、頑張った結果の今なんです。

 

 

にもかかわらず、「変わらなくちゃだめだ」と言われてしまうというのは、

 

これまでに頑張ってきた過程まですべてが否定されてしまったように感じてしまいますよね。 

 

→私たちは他人の人生に口出しできるほど相手のことを知らない

 

 

「変わる」のではなく「今の自分を大切に」

 

こんなふうに、「変わらなきゃ」という言葉は、

 

これまでの自分の経験や出会ったもの、頑張ってきたことすべてを否定することにもなってしまう。

 

 

だからこそわたしは無理に変わるのではなく、「今の自分を大切に」したほうがいいと思うんです。

 

だって、つらい経験をしたからこそ学んだことや思ったこと、身につけたことなど、すべて自分の糧にできるし、

 

いじめや病気などつらい経験をしたからこそ、同じように苦しい思いをしている人の気持ちを分かってあげられたり、かけてあげられる言葉もある。

 

 

その経験も大切な自分なんです。

 

 

「そのままの自分でいいんだ」

 

今の自分を受け入れたうえで、できることややりたいことを探していく。

 

きっとそのほうが生きていくうえで楽だと思うんです。

 

→「社会人として」「常識として」って、相手を黙らせるのにすごく便利な言葉だと思う

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。