病気や、治療の影響で髪が抜けてしまった際に購入を検討するのが医療用ウィッグだと思います。
ですがやはり最初は、どこで売っているのか、どこで購入すればいいのか、どういうものなのか、戸惑ってしまうことも多いかと思います。
そこで今回は、中学生の頃から医療用ウィッグにお世話になっている私が、医療用ウィッグとはどういうものなのか、そしておすすめの購入場所を紹介していきたいと思います。
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医療用ウィッグとファッションウィッグの違い
まずそもそも、医療用ウィッグとファッションウィッグの違いって何なのでしょうか?
きっとそれはわたしは、見た目、そして使い心地だと思います。
ファッションウィッグ
ファッションウィッグはやはり、おしゃれやコスプレ目的の方や、もともと髪のある方を想定して作られています。
そのため、
- 縫い目が雑
- ウィッグの内側の生地素材が悪く肌が擦れてしまう
- 重い
- 通気性が悪い
というような特徴があります。
そして、毛質も光沢が強く、防犯カメラなどに映った際、すごく不自然に映ってしまうこともあるようです。
価格は安く抑えられますが、毎日つけるとなると正直かなりのストレスになります。
医療用ウィッグ
いっぽう医療用ウィッグは、髪が抜けてしまった方を想定して作られており、
- 肌に優しい生地を使っている
- 通気性がよい
- 軽い
というように、毎日つけていてもストレスがあまりかかりません。
また、医療用ウィッグは人毛を使用する場合が多く、不自然なテカリもほとんどありません。
購入方法
では、医療用ウィッグはどこで購入できるのでしょうか?
それは大きく分けると2つで、
直接店舗に行くか、ネットでの購入になります。
直接店舗に行く
直接店舗に行って購入する場合ですと、
試着をできたり、自分の好みにカットをしてもらうことが可能な場合が多いです。
ネットでの購入
ネットでの購入ですと、
比較的安く購入できる場合が多いです。
おすすめの購入場所
ここからは、わたしのおすすめの購入場所を紹介していきたいと思います。
リネアストリア
わたしが現在お世話になっているのが、Linea-storia です。
ネットでの購入と店舗での販売(東京、大阪)も行っています。
わたしがLinea-storia をおすすめする理由は、
- 価格が安価
- 付け心地が良い
- 髪型のバリエーションが豊富
- ウィッグについてのコラムが充実している
ということからです。
こちらでは、ファッションウィッグと医療用ウィッグの両方を取り扱っているのですが、
なかでも、そのどちらとしても使える天使シリーズがおすすめです。
人毛から、人工毛、人毛ミックス、レミー人毛、などさまざまな毛質から選ぶことができます。
価格は7480円~と、医療用ウィッグとしてはとても安価なのですが、品質はとてもよいです。
肌に当たって痛くなるということもないですし、網目も細かく、とても軽く、締め付け感もほとんどありません。
毎日使用していても苦になることはありません。
また、バリエーションも豊富なので、自分の好みの髪形が見つかりやすいです。
そしてそのサイト内では、
- 医療用ウィッグについての説明
- 手入れの仕方
- アレンジ方法 など、
医療用ウィッグを使用していくにあたって役に立つコラムがとても充実しています。
私自身そのコラムにはとてもお世話になりました。
また、2015年10月、経済産業省の「JIS規格・医療用ウィッグ」に合格しており、日本毛髪工業協同組合からも「MWIG(メディカルウィッグ)」として認証されました。
アクアドール
アクアドール(医療用AQUADOLLVENUSウィッグ )もおすすめです。
おすすめする理由は
- 比較的安価
- 髪質が良い
- 付け心地が良い
ということからです。
こちらも、ファッションウィッグと医療用ウィッグの両方を扱っているのですが、中でも私はヴィーナスシリーズをおすすめします。
17800円~と、上のメーカーさんと比べると、ちょっとだけ値段は上がってしまうのですが、その分品質も良いです。
まず、髪質がすごく自然で、テカリもありませんし、パサつき感もありません。
人工毛で、ここまで髪質がすごくリアルで、髪質が良いものは初めて見ました。
個人的には、このメーカーさんの髪質が一番好きです。
そして、かぶっていてもすごく軽いですし、肌に当たって痛くなることもありませんし、締め付け感もほとんどありません。通気性もよく、蒸れることもありません。
また、経済産業省の「JIS規格・医療用ウィッグ」にも合格しています。
スヴェンソン
直接店舗へ行っての購入となります。
私がこちらのメーカーさんをおすすめする理由は、
- フルオーダー、セミオーダー、既製品と、選択の幅が広い
- ケアやサービスが充実している
ということからです。
医療用ウィッグを取り扱っている多くのメーカーでは、フルオーダーのみだったり、既製品のみだったり、購入形態がひとつに決まってしまっている場合が多いんですね。
ですがこちらのメーカーさんでは、
- すでに形ができておりそのまま使える既製品
- スタイリングしながら自分好みの髪形にしていくセミオーダー
- 一からすべて自分で髪型や髪色を指定して作っていくフルオーダー
というように、選択の幅がとても広いんです。
そのため、自分の予算や希望の髪型に応じて試着をしつつスタッフの方と相談しながら決定できるので、自分好みのウィッグが見つかりやすいです。
また、ケアやサービスもとても充実しています。
- 頭皮ケアや頭髪の無料相談
- 脱毛前の地毛の無料カット
- 病室や自宅への出張対応
治療中はただでさえ病気のことで不安なのに、それに加えて、脱毛時や脱毛後などは頭皮が荒れてしまうこともあり、またさらに不安要素が増えてしまうこともあります。
そんな時に、そのケアや相談ができるという場所があるというのはありがたいですし、心が軽くなりますよね。
それに、脱毛前というのは自分で美容室に行ってお金を払って髪を切ってもらう場合が多いので、無料でカットしてもらえるというのはありがたいです。
もし、入院中や治療中で直接店舗へ行けない場合であっても、スタッフの方が病室や自宅へ出張して来てくれるのでスムーズに進めることができます。
アートネイチャー
直接店舗に行っての購入のみとなります。
わたしが脱毛後に一番最初に使用したのがこちらのメーカーさんのウィッグです。
わたしの場合は、「リトルウィング・ワークス」という制度を利用して使わせていただきました。
→子ども用医療用ウィッグはどこで購入すればいい?迷ってるなら無料提供の利用がおすすめ。
わたしがこちらのメーカーさんをおすすめする理由は、
- 品質がとても良い
- ケアが充実している
- 長持ちする
という点からです。
やはり大手の企業ということもあり、価格は張ってしまうのですが、その分品質はすごく良いです。
付けていても痛くならないのはもちろんですが、つむじ部分の人工頭皮がすごくリアルで、ほんとうにウィッグだとはわかりません。
もし、入院中や治療により直接店舗に行くのが難しい場合でも、スタッフの方が病室に出張してくれ、そこでウィッグのサイズや髪色を測定してくれます。
また、購入後のケアも充実しており、半年に一回ほど店舗に行きお手入れ(毛染め、髪の手入れ、ネットやゴムの修繕など)をしてもらうようになります。(もちろん強制ではありません)
そのため持ちがよく、わたしの場合は、5~6年は使用していたのではないかと思います。
おわりに
どこで購入すればいいかというのは、予算や使用期間・使用頻度によってやはり人それぞれ異なります。
なので、自分の予算や使用期間・使用頻度などを考えたうえで、いろんなメーカーのウィッグを比較して自分に合うウィッグを見つけていけばいいんじゃないかなと思います。
どうかみなさんが自分にとって「良い」と思えるウィッグに出会えますように。
→私が実際に試してみて効果的だった、ウィッグを長持ちさせる方法5つ。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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