- 円形脱毛症、
- 放射線・抗がん剤治療、
- ケガ など
やむおえない事情により、子供の髪が抜けてしまうこと、ありますよね。
そして髪が抜けてしまうことで、子供自身がショックを受けてしまったり、精神的に落ち込んでしまったり。
そして、周りからの奇異の目で見られたり、学校生活が心配になってしまったり。
子供自身はもちろん、見ている親もつらくなってしまうものです。
そしてそんな際、多くの親御さんが検討するのが、医療用ウィッグの購入だと思います。
ですが最初はどこで購入すればいいのか、どこで取り扱っているのか、わからないことだらけですよね。
それにもし見つかったとしても、医療用ウィッグというのは高価なものが多く、そんなに易々と買えるものでもないですしね。
そこで今回、私がおすすめしたいのが、ウィッグの無償提供制度を利用するということです。
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ウィッグの無償提供とは?
各企業やNPOが行っている活動です。
髪の寄付によって製作した人毛100%のオーダーメイドフルウィッグを、病気などでウィッグを必要とする子どもたちに無料で提供する
というものです。
どこでやっているか
この活動を行っているところは何社かあります。
リトルウィング・ワークス(LWW)
アートネイチャーが1998年から行っている社会貢献活動のひとつです。
申込み条件は、4才~15才まで。
こちらは私自身利用させていただいていたのですが、やはり品質がとても良かったです。
- チクチクしない
- 通気性が良い
- 軽い
- 蒸れない
- 周りから見ても違和感がない など
とても使い心地の良いウィッグです。
また、手入れには少々お金がかかってしまいますが、その分長く使えます。
わたしもなんだかんだ、5年くらいは使用していたのではないかと思います。
髪色も自分で選ぶことができ、自分の地毛に近い色にすることが可能です。
事前に頭のサイズ測定や髪色の決定などがあるのですが、もしも入院中の場合は、直接病院に来て頭の型取りもしてくださるので、とてもありがたかったです。
JHD&C(ジャーダック)
一般のドナーからアドネーション(髪の寄付)や寄付の受付けを開始した日本初の団体。
寄付により医療用フルオーダーウィッグ『Onewig』を制作し、無償提供を行っているNPO法人です。
申込み条件は、18歳以下。
こちらも、万が一入院中でも、直接病院にきて頭の型取りやスタイルカットをすることも可能だそうです。
申込み方法
基本的には、HPに書いてあるように、各企業へ直接電話をするかメールです。
ですが病院によっては、すでにたくさんの子どもたちが利用している場合など、病院と提携やパイプのようなものができているところもあり、病院側から直接連絡をして手続きを進めてくれるところもあります。
わたしが入院していた病院はそうでした。
なのでまずは、看護師さんや主治医の先生に聞いてみるのがいいかもしれません。
病院を通して手続きすることで、診断書の記入など、色んな手間が省けるので。
申し込むタイミング
なるべく早いほうがいいです。
すべて手植えなのでウィッグの製作自体にも時間がかかりますし、100人待ちということもあり得ますから。
わたしの場合は退院する半年ほど前に申込みをしました。
そのときは待ち人数もほとんどおらず、申込みから2~3か月で受け取ることができました。
おわりに
髪がないというのは、日常生活を送るうえで周りからの視線や言葉など、子どもにとってとてもストレスとなってしまうものです。
そして、学校へ復学する際にもネックとなってしまうものでもあります。
そのようなストレスや不安を軽くしてくれるのが、ウィッグなのではないかと私は思っています。
しかし、やはり病気になってしまうと入院費や治療費など、とてもお金がかかってしまいます。
そのため、どうしてもウィッグにまで手が回らないということも多いです。
ですが実はこんなふうに、子どもたちへウィッグの無償提供をしている企業や団体ってあるんです。
ぜひ利用してみてください。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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