「印象」
これって私は日常生活を送る上ですごく大切なものだと思っています。
たとえば、
まず私たちは初めて会った人に対しては、その人の見た目などによって
- 可愛らしい
- 知的そう
- サバサバしてそう
- 活発そう
- おとなしそう
というような印象を抱いたり抱かれたりしますよね。
そしてその印象をもとに、相手に対しての接し方や会話の内容、踏みこみ方などを模索したり。
また、ビジネス的な場面ではその印象によって、相手側から下に見られるかどうか、信用してもらえるかどうか、対応や接し方も変わってきます。
印象によって、相手との接し方や立ち位置が変わったり、仕事においても有利にも不利にもなるものなんです。
そこで今回は、人の印象を左右するもの・決めるもの、について話してみたいと思います。
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人の印象を左右する要素
まず、人の印象を左右するものについて説明していきますね。
髪型
髪型によって人の印象って変わりますよね。
たとえば、
女性であれば、
- ロングヘア・・・女性的な印象
- ショートヘア ・・・活発そうな印象
- 巻いたりフワッっとした髪・・・柔らかい感じ・おしとやかな印象
- 外に跳ねた髪型・・・活発な感じやさっぱりしている印象
男性であれば、
- 何も手を加えずにペタンとした髪型・・・幼い感じ・真面目な印象
- ヘアスプレーやワックスなどを用いてふわっとした髪型・・・コミュニケーションが得意な感じ・あかぬけた印象
というように。
メイク
メイクによっても印象は変わります。
たとえば、女性なら
- 二重、垂れ目がちにアイライン、涙袋、チークなどのかわいい系のメイク・・・優しそう、ふんわりしてそうな印象
- つり目気味のアイライン、下まぶたに暗めの色を乗せるなどのクール系のメイク・・・はっきり物を言いそう、サバサバしてそう、ミステリアスな印象
また、男性であっても、
- ファンデーションなどで肌の色を均一にする・・・清潔感のある印象
- 眉毛を書き足したり形を整える・・・清潔感、垢抜けた印象
というように。
服装
服装によっても印象は変わります。
- シワや汚れなどが見当たらない服装やサイズの合った服装・・・清潔感、しっかりした印象
- シワや汚れなどが目立つ、サイズの合わない服装・・・みすぼらしさや下に見ても問題ないと思ってしまうような印象
また女性の場合であれば、
- スカート・・・柔らかい感じ・女性的な印象
- パンツ・・・活動的な感じ・サバサバした印象
- シフォン素材・・・上品さやふんわりした印象
- 皮などの素材・・・クールな印象
というように、服の見た目や種類、素材によっても印象は変わります。
身につけているものの色
服などの身に付ける色によっても印象って大きく変わりますよね。
たとえば服であれば、
- 赤・・・活動的・情熱的な印象
- 青や緑・・・知的・クールな印象
- 黄色やオレンジ・・・ポップな印象
- 紫・・・ミステリアス・高貴な印象
- 水色・・・爽やかな印象
- パステルカラー・・・ふんわり優しげな印象
というように
身に付けるものの色によっても印象は変わります。
香り
身にまとう香りによっても印象は変わります。
たとえば、
- レモンやオレンジなどの柑橘系の香り・・・活動的な印象
- 石けんの香り・・・清潔そうな印象
- バラなどフローラル系の香り・・・女性的で華やかな印象
- ヒノキや白檀の香り・・・親近感や懐かしい感じ、落ち着いた印象
というように。
みなさんは人が近くにいる時、つい無意識に匂いを嗅いでしまうことはありませんか。
「この人良い香りだな」
「あっ、この人はちょっと苦手な香りだ…」などというように。
実はそれにも理由があって、五感の中でも嗅覚は、脳の本能にダイレクトに働きかける性質を持つ感覚なんです。
嗅いだ瞬間にその香りは、その人にとって快か不快か判断されます。
香りって実は印象において、とても大切な要素なんです。
声
話す声によっても印象って変わりますよね。
たとえば、
女性であれば、
- 低い声・・・落ち着いた感じ・大人びた印象
- 高い声・・・明るい感じ・活動的な印象
- 透き通った声・・・上品な印象
男性であれば、
- 低い声・・・安心感のある感じ・存在感のある印象
- 高めの声・・・優しげな印象
というように。
話し方
話し方によっても印象は変わります。
たとえば、
- ゆっくりはっきり話す・・・堂々としている印象・落ち着いている印象
- 早口で小さい声で話す・・・自分に自信がない印象
- キャピキャピした話し方・・・人懐っこい印象
- 落ち着いた話し方・・・真面目な印象
というように。
こんなふうに、人の印象を左右する要素というのは、本当に様々なものがあります。
人の印象は非言語手段が大きく左右する
アメリカの人類学者、バードウェステルは、一対一での対話におけるメッセージの伝達力について、
言葉で伝わるのは35%に過ぎず、残り65%は、話し方や顔、などの非言語手段によって伝わる
と説いています。
私は、印象においてもこれと同じで、その人の話す内容や言葉ももちろん重要ですが、その伝わり方やその言葉による印象などは、見た目などの非言語手段によっても大きく左右されやすいのではないかと思っています。
印象に関わる人間の心理
そして、私たち人間は「印象」に関して、日常の中で無意識のうちに様々な心理を抱いたり抱かれたりしています。
初頭効果
- 初頭効果・・・人の印象や評価が、最初に得た情報に強く左右されるというもの。
たとえば、
初対面で、険しい顔・気難しそうな表情をしていた人に対しては、「怖そうな人だな」という印象を抱き、その人のその後におけるささいな言動に関しても恐怖を抱いてしまったり、
いっぽう、初対面で、ニコニコと人懐こそうな表情をしていた人に対しては、「優しそうな人だな、仲良くなれそうだ」という印象を抱き、その人のその後の言動に関しても、良い部分に目が行きやすくなる、
というように。
ハロー効果
- ハロー効果・・・自分以外の他人が、ある部分(印象など)で良い面(または悪い面)を持っている時、その評価をその人の全体的評価にまで広げてしまうこと。
たとえば、
外見の魅力が高い人は性格も良いと思われたり、
ある分野について詳しい知識を持つ人については、その分野に関して以外にも幅広い知識を持っている知性の高い人と思われる、
というように。
こんなふうに、わたしたちは普段の生活において、聴覚や視覚、嗅覚など、様々な感覚を用いて相手に対しての印象を抱いたり、抱かれたりしています。
そして、その「印象」をもとに私たち人間は、相手に対して様々な感情を抱いたり抱かれたりしています。
周りからどう見られたいのか、周りにどういう印象を与えたら自分が生きやすくなるのか、
考えながら印象を操作するのもいいのかもしれませんね。
見ための心理学
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ここまで読んでくれてありがとうございました。
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