温かい緑茶には多くのカフェインが含まれていますがそれによって、
寝る前に飲むと寝付けなくなってしまったり、
妊娠中などに控えなくてはならなかったり、
ということってありますよね。
そこで今回は、緑茶を水出しするとカフェインはあるのか?について話していきたいと思います。
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緑茶に含まれる成分
緑茶には、渋みの元であるカテキンと、うま味の元であるアミノ酸、そして、苦みの元であるカフェインが含まれています。
それらが溶け出すことによって緑茶の風味が生まれます。
そしてそれらは、淹れるお湯の温度によって溶け出す量が変化するんです。
温度で変わる成分の抽出量
まず、温度によるそれぞれの成分の抽出量をグラフで見ていきたいと思います。
こんなふうに、成分によって、抽出されやすい温度というのはそれぞれ異なってきます。
そしてここで注目してほしいのが、カフェインです。
グラフを見てみると、カフェインの抽出量は60度までは緩やかに増加していき、そしてそこを境にその後急激に増加しています。
水温が高ければ高いほど、カフェインが溶け出しやすくなっているんです。
そして逆に、低い水温であればあるほどカフェインは溶け出しにくくなっています。
つまり、冷たい水で淹れた水出し緑茶には、ほとんどカフェインが含まれないんです。
味はどうなるの?
上のグラフでも見たように、カフェインとカテキンは低い水温だと溶け出しにくくなります。
そして逆に、低い水温で最も溶け出しやすくなるのがうま味成分であるアミノ酸です。
そのため、冷たい水で淹れた水出し緑茶は、渋味や苦味が感じられず、うま味と甘みが強い緑茶になります。
苦味や渋みがないため口当たりがよく、とても飲みやすい緑茶になります。
寝る前に飲んでも大丈夫
上で述べたように、水出し緑茶にはカフェインがほとんど含まれていません。
そのため、夜寝る前に飲んでも睡眠へ与える影響が少ないんです。
私自身これまでは、普通に温かいお湯で淹れた緑茶を寝る数時間前に飲んで眠れなくなる、なんてことが度々あったのですが、水出し緑茶に変えてからは、夜寝付けなくなるなんてことはなくなりました。
また、「寝る前だけれど温かい緑茶が飲みたい」という場合でも、水出しした緑茶を電子レンジなどで温めれば温かい緑茶になります。
抽出し終えた後カフェインの元となる茶葉を取り除いて温めれば、温めたからといってカフェインが増えてしまうこともありません。
ぜひ皆さんも水出し緑茶、試してみてください。
→【15分で!普通の茶葉と水道水でできる!】水出し緑茶の作り方。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
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