「他人と比較するクセ」を持っていると痛みに鈍感になる

 

他人と比較するクセというのはきっと多くの人が持っているものだと思います。

 

でもわたしは、その癖を持ってしまうことで痛みに鈍感になってしまうと思うんです。

 

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「自分はまだましな方だ」と思ってしまう

 

他人と比べることで、「自分はまだましなほうだ」と、思ってしまうんです。

 

たとえば、

仕事が夜中まで残業続きで、休みも全く取れないような環境にいて、「転職したい」と思った際、

 

「周りの奴らなんてもっとつらいんだぞ、それでも我慢してやっているんだ!こんなことでくじけていたら社会でやっていけないぞ!」と言われ周りと比べられることで、

 

「そっか、自分はまだましなほうなんだな。じゃあ我慢しなくては」、と思ってしまったり、

 

 

また、仕事をしていてミスをしていないにもかかわらず、自分だけが怒られてしまう環境にいる際、

 

「きっと自分の仕事のスピードが周りよりも遅いからだ…もっと頑張らねば…」と、

他人と比べてそう思ってしまったり、

 

 

また、これはわたし自身が実際に言われたことなのですが、

 

医療系の学部にいた際、あまりの忙しさや、周りからの否定的な言葉により精神的に不安定だった際、

その教授の方が子ども病院に勤務していたこともあり、こんな言葉をかけられました。

 

「外に出たくても出られない子だっているんだから、こんなことで折れるんじゃない!」

 

ですが私自身も昔、小児がんを経験して1年半ほど病院から自由に出られない生活を送っていたことがあったため、その時は、

「そんなこと知ってるよ!でも、そんなことと比べ物にならないくらい今がつらいんだよ!」と、素直にその言葉を受け取りませんでした。

 

でも結果的に良かったと思っています。

 

もしも、その経験をしていなかったら、

「そっか、自分よりも我慢してつらい思いをしている人だっているんだから、我慢して頑張らなくちゃ…」と、素直に受け取ってしまって、きっともっともっとどん底に落ちていたと思います。

 

 

こんなふうに、他人と比べたり、比べられたりすることで、

 

「自分よりつらい思いしている人もいる、自分はましなほうなんだから、こんなことで挫けていてはだめだ」と、

 

自分自身の心も身体も痛いはずなのに、つらいはずなのに、それをごまかしてしまう、我慢してしまうんです。

 

 

そしてそれをずっと続けてしまうことで、どんどんそれに慣れていってしまいます。

 

痛みに鈍感になってしまうんです。

 

感覚が鈍ってしまうんですね。

 

「あなたのためを思って」と言ってくる人からはすぐに離れるべき

 

 

まずは自分を大切に

 

感覚が鈍ってしまうと、身体や心が悲鳴を上げているのに気づかなくなってしまいます。

 

すると、自分でも知らず知らずのうちに、追い込まれてしまっていることだってあるんです。

 

 

だからこそ、他人と比較しないということが大切なんじゃないかなわたしはと思います。

 

他人と比較しないことで、自分の気持ちに敏感になります。

 

すると、もし心や身体がつらくなったとしても、我慢せず、すぐに対処することができます。

 

 

もし仮に、「おまえよりもつらい思いをしている人だってたくさんいるんだぞ!」と言われたとしても、わたしは気にしなくていいと思います。

 

だって、自分自身が今苦しいんだから。

 

「他の人のことなんて知らん!」

くらいの気持ちでいていいんじゃないかと思います。

 

 

まずは自分の気持ちを大切に。

 

生きるのがつらいなら「他人と比べるクセ」をなくそう

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

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